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肥田舜太郎さんを訪ねて

ホームページ肥田舜太郎さんを訪ねて
いま各地で、ドキュメンタリー映画「ヒロシマ、そしてフクシマ」(2015/日本・フランス/80分 監督マルク・プティジャン)の上映が始まっている。
健康ノート資料編『上手な行き方と健康法』の肥田舜太郎さんの映画だ。

彼は現在99歳。
広島に落とされた原爆の直撃を免れ、直後に広島に入った後、被爆者の医療救護に当たった。戦後もずっと被爆者と向き合って来た医師。
自身直後広島市に入ったことや救護でかなり被ばくした。何度も体調が悪くなったりしたが、彼の健康法と粘り強い意志で生きてきた。

3月末、久しぶりに肥田舜太郎さんを訪ねた。
車椅子の生活になっていたが、お元気だった。
「来年1月1日は100歳になる。その時は自分の足で立っていたい」と笑った。被ばく者たちをいつも励ましてきた笑顔だ。
「ピカで殺そうとした。だから長生きするんだ。殺そうとした者に長生きで応えるのだ」と、被爆者を励ましてきた。
肥田さんをしてそうさせたものは?
「意地みたいなもんですね」と静かな笑顔が返ってきた。

健康ノート『上手な行き方と健康法』の最後、肥田さんはこう述べている。

1 健康で長生きをしようという大事業、それはあなたの「決意」と「努力」です。
2 見事にやり遂げて次世代が誇りにできる人生を送りましょう。
3 内部被ばくはどうして起こったのか。低線量内部被ばくの生き証人として生き続け、原発事故を起こした東電と日本政府の責任を問うこと、核による支配をなくすことです。私たちに続く子や孫のためです。

東電福島第一原発大惨事から6年目。事故は収束していない。これ以上被曝させない手立てを政府に講じさせよう。「健康ノート」を手に記録を続けよう。
「脱被ばく」、核をない明日を目指して。
                        2016年4月記

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Author:健康ノート編集委員会
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この健康ノートは資料編とカルテ編になっています。資料編には、2011年3月11日から3月31日までの各地の天気やプルームの通った場所。福島県内の代表市町村の空間線量率。ヨウ素131の土壌沈着量シュミレーションなどが掲載されています。ご活用下さい。

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